小学校休校により仕事を休まざるを得ない事態に
『新型コロナウィルス感染症に係る小学校等の臨時休業』が発表されました。
そのため、小学生のお子様を持つ保護者は仕事を休まざるを得ない状況になりました。
特に派遣社員のような時給で働く人たちにとっては、仕事ができないのは死活問題です。
そこで、2020年3月2日に厚労省より『新型コロナウイルス感染症に係る小学校等の臨時休業に伴う保護者の休暇取得支援』が発表されました。
この休暇は通常の有給休暇ではなく、別の特別休暇であり年次有給休暇取得と同様の賃金が支給されます。
もちろん派遣社員も対象です。
特別休暇に対する派遣会社の対応
この特別休暇で支払われる賃金相当のお金の出どころは『国』です。
そのため、派遣社員に特別休暇を取らせることにより派遣会社に痛手はありません。
このような緊急事態時に迅速に休暇がとれる体制をとれる派遣会社は信用できるでしょう。
スタッフサービス
厚労省が特別休暇について発表したのが、3月2日に対して、スタッフサービスは3月16日に『小学校休業等に伴う特別休暇申請方法のお知らせ』を発表しています。
発表前に休暇を取った分もさかのぼって申請できます。
Q&Aも分かりやすいものが作成されており、やはり大手派遣会社は安心感があります。
半休にも対応しています。
2/27~3/31に特別休暇を取った分は4/24に振込予定のようです。
振込の遅延もないので、生活が立ち行かなくなる心配もなさそうです。
筆者個人的には、マージン率が高く、副業を禁止していることが懸念材料になりあまりお勧めの派遣会社ではありませんが、
法令順守である点は評価でき、安心して働ける派遣会社であることは間違いなさそうです。
テンプスタッフ
厚労省が特別休暇について発表したのが、3月2日に対して、テンプスタッフは3月16日に『小学校休業等に伴う特別休暇申請方法のお知らせ』を発表しています。
発表前に休暇を取ったものもさかのぼって申請することができます。
半休、遅刻早退にも対応しています。
3月1日~3月31日の間に取得した特別休暇は4月16日に支給されます。
16日はテンプスタッフの給料支給日ですので、普段通りの給料額が振り込まれることになりますので、生活に支障がでることはないでしょう。
テンプスタッフは、マージン率も平均以下、営業スタッフの対応も全体的にいい、法令順守であること、求人数も豊富であるためおすすめの派遣会社のひとつです。
マンパワーグループ
厚労省が特別休暇について発表したのが、3月2日に対して、マンパワーグループは3月16日に『小学校休業等に伴う特別休暇申請方法のお知らせ』を発表しています。
発表前に休暇を取ったものもさかのぼって申請することができます。
全休のみに対応しており、残念ながら半休や時間単位の付与はないようです。
3月に特別休暇を取得した分は4月15日に付与され、給料日と同じなので生活に支障がでることはないでしょう。
法令順守であることも評価でき、マージン率もほかの派遣会社よりダントツに低いので非常におすすめな派遣会社です。
WDB
今回分かった中で最悪な対応であったのが、WDBです。
WDBの発表では『休校に伴い、子供の世話のため派遣先に就業できず、休みを取らざるを得なくなった場合は、有給の取得もしくは欠勤で対応する』とされています。
特別休暇分の補填は『国』がしますので、WDBに痛手はないはずですが『政府が、休んだ日の給料を支給する方針を示していますが、詳細不明のため現時点では上記とします』とのことです。
このため、後日保障を受けられる可能性はありますが、支払い日は不明です。
有給がなく、欠勤せざるを得ない人は生活に支障がでるのではないでしょうか。
また、ほかの企業のほとんどが特別休暇の保障制度をきちんと整えられている中、『詳細が不明だから』という言い訳はあまりにひどいです。
とても上場企業の派遣会社の対応とは思えません。
その他、マージン率も高いしスタッフ対応も最悪で、法令違反行為も多いです。
今回の緊急事態対応で、お粗末な企業体制がさらに浮き彫りになったのではないでしょうか。
緊急時の対応で派遣会社の善し悪しが分かった
緊急事態の対応で派遣会社の本性がでます。
今回のようなコロナウィルスに伴う特別休暇の対応も迅速に行ってくれるような派遣会社は派遣社員を大切に扱ってくれるでしょう。
どうせマージンを取られながら働くのであれば対応のいい派遣会社を使いたいものです。
反対に今回対応が悪い派遣会社は今後利用しないほうがいいと思います。