健康診断業務時間内で行う義務はない
社員に健康診断を年に1回受けさせるのは、企業の義務とされています。
しかしながら、健康診断を受けるのにかかった時間は時給を支払う義務はありません。
ただし、『賃金を払うのが好ましい』とされているので、ブラックな会社以外は勤務時間内で健康診断を受けられるのが一般的です。
派遣社員の場合、派遣社員に健康診断を受けさせる義務があるのは雇い主の派遣会社です。
派遣会社はドケチで派遣社員にお金をだすのが大嫌いなので、まず賃金が発生しない派遣会社がほとんどでしょう。
健康診断は『有休を使う』『仕事が休みの日に行く』ように指示されます。
私は派遣営業に「有給を使っていただいて問題ないですよ」みたいな言い方されましたw
企業の義務だっちゅーの!笑
健康診断無給問題は改善されるべき
同じ職場で働いていても正社員は業務時間内で健康診断を受けることができるのに、派遣社員はダメというのは不公平感は否めません。
派遣法はめまぐるしく改正され、派遣社員の労働条件をよくしようと働きかけていますが(本当によくなっているかは別として)、
健康診断については、年に1回だけのことですし、目が行き届いてないかと思います。
今後改善されることを期待します。
健康診断を業務時間内でする方法
今回筆者は健康診断を業務時間内に受けることができました。
その方法は『派遣先企業に健康診断を業務時間内で受けることを交渉する。』ことです。
現実的にこの方法しかないと思います。
社員が健康診断を業務時間内で受けることが当たり前になっているまともな企業、派遣社員の数が少ない企業ならほぼほぼ交渉に成功するのではないかと思います。
筆者の場合、指揮命令者に単刀直入に『健康診断を受けないといけないのですが、〇日の午前中仕事途中抜けていいですか?』と聞きました。返事は即答でOK。
『本当は有給つかわなければならないのですが~』とか余計なことは一切言わない方がいいと思います。
あくまでも、健康診断を業務時間内で受けることが当たり前のような口ぶりで切り出すのです。
まともな企業の管理職は、健康診断を業務時間内で受けることは当たり前だと思っていますし、まさか派遣社員は有給を使わなければならないなんて考えてたこともないはずです。
ただし、派遣社員がほかにもたくさんいて、有給を使って健康診断を受けていることを把握している管理職であれば成功率は低くなってしまう可能性は否めません。残念ながら拒否されたらあきらめるしかありません。
一度は交渉する価値はあると思います。万が一拒否されても『今までの勤めてた企業は業務時間内で健康診断受けてたんで知りませんでした!』とでも言っておけばいいでしょう。
間違えても派遣会社に相談することはないように。時間の無駄でしかありません。