煙草を10年間、1日1箱吸っていました。吸っていた煙草の銘柄はタール14mgのセブンスター。
何かがひと段落したら、とりあえず喫煙所へ。朝起きたら、仕事がひと段落したら、お昼休憩になったら、家に帰ったら、お風呂に入ったら・・・。
タバコは体に悪いこと。
臭いや煙で周りの人たちを不快にしていること。
お金の無駄であること。
すべて頭では理解していました。それでも辞められませんでした。
気持ちを切り替えられたら、すっぱりとタバコを辞められて丸3年が経ちました。
今ではまったくタバコを吸いたいと思うことはありません。自分自身が過去に喫煙者であったことを忘れているくらいです。
タバコを辞められなかった理由
生活が整っていない
タバコ自体が乱れた生活の原因だとも考えられますが、とにかくだらしがなく生活が整っていませんでした。
お金の管理もずさんで給料日前は毎月カツカツ。
部屋はごみ屋敷で、整理整頓は苦手。掃除機をかけたり部屋の掃除はほとんどしない。
夕食は毎日徒歩1分のコンビニで購入していました。
ストレスフルな生活
当時勤めていた会社は、給料は高ったですが、ストレスフルな職場でした。
長時間労働を余儀なくされ、高圧的な上司。気分で態度が変わる上司。仕事やミスを押し付けてくる同僚。
ストレスのはけ口がたばこでした。たばこによって気分が落ち着き、仕事に集中できると思い込んでいました。
禁煙を始める準備
規則正しい生活、整理整頓された部屋で暮らしている人で喫煙者は少なくとも私は見たことがありません。
まずはとにかく【規則正しい生活】【整理整頓】ができるような環境を整えることにしました。
断捨離をする
掃除や整理整頓ができないのに、収集癖があり、なおかつ『もったいない精神』を持った貧乏性でした。
部屋の整理整頓ができないのであれば、ズボラでも管理ができる最小限の持ち物だけにすればよい。
とにかくいらないものを捨てて、捨てて、捨てまくりました。1人暮らしのワンルームでごみ袋20個分は捨てました。
掃除をする
余計なゴミがなくなると、自然と掃除ができるようになりました。
これまでは、狭い、物が邪魔、掃除しづらいが原因で掃除が面倒になっていました。
一度物とよけるという1つのアクションが減っただけで掃除はとても楽になりました。
早寝早起き
仕事帰ったダラダラとテレビやスマホをみて12時が過ぎても寝ない生活をしていました。
睡眠時間が足りないので、朝の支度はぎりぎり。とにかく余計なことをせずに早く寝るを心掛けました。
禁煙のためにしたこと
喫煙者が多い場所に行かない
喫煙者が多い場所に近づかないようにしました。
■パチンコなどのギャンブルをする場所。
■夜中のコンビニ。
■居酒屋やバー
etc..
整った生活には無縁の場所が多いです。
ストレスが少ない日に始める
ストレスが多い生活の中での禁煙でしたので、できるだけストレスが少ない日である休日の土曜日に禁煙をスタートすることにしました。
禁煙でつらいのは1日目~1週間。特にしんどいのは1~2日目のまだ体にニコチンが残った状態のときだけです。
仕事の日はどうしてもストレスが溜まり、たばこを吸いたくなる気持ちを高めます。
禁煙に成功した話
1日目~1週間後
断捨離をし、部屋をきれいに整えられるようになり、早寝早起きが習慣になりました。
相変わらず仕事はしんどかったですが、寝不足ではなくなり、以前よりもストレスを感じることが少なくなりました。
2017年某土曜日に禁煙スタート。最後のたばこを吸ったあとに、始めました。
最初はいつもの間隔で、食後の一服をしたくなったり、無意識にたばこを吸おうとしたり、1-3日目は非常にしんどかったです。
たばこのことがもやもやと頭に離れないのは、1週間くらい続きました。
この間、たばこを吸う人との交流は極力避けました。
それでも、これまで挑戦した禁煙の時との感覚に比べて非常にラクでした。
1か月後
ここまでくるとたばこを吸わない生活にも慣れはじめました。禁煙し始めの時のようなたばこをとても吸いたくなるような感覚には襲われなくなりました。
それでも極度に仕事などでストレスを感じたときは『あー!たばこ吸いてぇ!!』呟いていて、まだ禁煙に成功したわけじゃないなと思いました。
3か月後から現在
ここまできたら、たばこのことを考えることがなくなりました。禁煙してから、1度もたばこを口にしていません。
それでも、半年に1度くらい“誘惑に負けて、たばこを吸ってしまい後悔する夢”のようなものを見ます。
たばこを吸っているときには感じることのなかったのですが、喫煙者がたばこを吸ったにすれ違うととても臭いと思うようになりました。
失敗をした禁煙法
たばこの本数を減らす
徐々にたばこの本数を減らし、最終的には吸わないようにしようという作戦は見事に失敗しました。
吸う本数が減っても、体にはニコチンが残ったままの状態ですので、ニコチン依存症を脱するのは難しいでしょう。
節約にはなりますが、禁煙にはつながりませんでした。
ガムを噛む
ガムで口の寂しさを紛らわすことができても、たばこの代わりには到底なりませんでした。結局は本物のたばこがほしくなり、吸ってしまうということを繰り返しました。
たばこを辞めたくなる話
喫煙者のイメージ
喫煙者のイメージは現代ではよくありあせん。
■臭そう
■低所得者が多い
■常識がない(歩きたばこなど)
■休憩時間が多い
■我慢ができなさそう
『たばこを吸う人が嫌い』という人が一定数います。
中には、たばこに偏見がない人も確かにいますが、『たばこを吸わないから、嫌い』という話は聞いたことがありません。
たばこをやめてよくなったこと
肩こりが減った
たばこを吸っているときはひどい肩こりがありました。当時はピルも服用していたため、よく考えれば当たり前なのですが、ピルもたばこも血管を細くします。
ピルとたばこで、血の流れがとても悪くなっていたのだと思います。眠れないほど肩こりがすることがありました。
今では、肩は多少凝る程度です。
お金が貯まるようになった
たばこの金額のほとんどは税金です。たばこを吸う人は立派な高額納税者です。
1日1箱500円のたばこを吸うと、
500円×30日=15000円の出費です。
1年に換算すると
15000円×12か月=18万円の出費です。
高卒の新卒社会人の1か月分の給料くらいになります。
歯がキレイになった
たばこを吸っているいたときは、いかにもたばこを吸っている人の汚い黄ばんだ歯をしていました。
昔の写真を振り返ってみると歯と歯茎の汚さに嫌気がさします。
たばこを辞めたら歯茎も健康になりピンク色に戻りました。
歯の黄ばみも一度歯医者でクリーニング、ホワイトニングをしたらものすごくきれいになりました。
歯は一番、生活や育ちがでます。
たばこを吸いながらデンタルケアをしても無駄です。
選択肢が増えた
たばこを吸っているときは、外食に行く際も、喫煙所や喫煙席があるお店を探していました。遊びに行く際も全面禁煙は避けていました。
仕事を探す際も、喫煙所がない職場は受けませんでした。
たばこを吸っているだけで、選択肢や可能性を狭めていました。
たばこの辞め方まとめ
☑生活を整える
☑ストレスをなくす努力を
☑ストレスがないときに禁煙スタート
☑とにかく吸わない