国民健康保険の保険料の計算は複雑
退職後は、企業で加入していた健康保険から国民健康保険へ切り替えることになります。
自動切換えではなく、自分で切り替えを行う必要がありますので、市役所で切り替えをしましょう。
退職理由によっては保険料を免除してもらえることがあるので合わせて確認しましょう。
気になる国民健康保険の保険料ですが、非常に複雑な計算式で、自治体によっても計算方法が変わってきます。
そのため、自治体のHPに掲載されていますので各自確認する必要があります。
保険料の計算式は、所得、家族構成、自治体によって異なり、一概に保険料がいくらかかるとは言えません。
同じ所得・家族構成でも、都道府県によって保険料が安い地域と高い地域では1.5倍の差がでてくるようです。
年収200万円の田舎住みの国民健康保険料は?
筆者は派遣社員として勤めていましたが、任期満了し、派遣会社の健康保険から国民健康保険に切り替えました。
田舎なので、老人が多いためか全国平均よりも健康保険料は若干高めのようです。
40歳未満のため、介護保険料の支払いはありません。
派遣社員時代健康保険料:8900円
国民健康保険:13174円
国民健康保険に切り替えることにより、保険料は1.5倍になりました。
健康保険料は会社員の時より高くなる?
人により保険料は異なりますが国民健康保険に切り替えると会社員の時に支払っていた健康保険料より、ほとんどの人が高くなると考えられます。
なぜなら会社員の場合、健康保険料は加入している組合の保険料を会社と折半で支払うため、自己負担額は半額になります。
給与所得以外の所得がある人は注意
会社員の方が退職後、国民健康保険に切り替えると保険料はおそらく上がります。
特に、給与所得以外の収入がある人は大幅に保険料が高くなる可能性があります。
なぜなら、会社員の場合は給与所得だけを元に健康保険料が算出されますが、国民健康保険の場合はすべての所得を保険料の計算に含めるためです。