【転勤族】転妻、四国5年目。実際に転勤してわかった四国のいいところ悪いところ

四国転勤
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四国に住んでよかったこと

仕事は東京より断然ラク

四国内で派遣社員として働いており、年に1度の頻度で職場を変えていますので、5社ほど経験しました。

どの会社でも感じるのが『のんびりマイペース』
そして、高い能力やマルチタスクを求められる仕事が少ないと感じました。

東京で働いているときは、仕事も常に締切に追われている状態、一緒に働いている人達も余裕がなくイライラしている人が多い、定時なんてあってないようなもので、残業が当たり前という環境の職場が多かったです。

しかしながら、四国では仕事のスケジュールもゆるく仕事的にも精神的にもゆったりとできる職場が多い気がします。

また、一緒に働く人たちも精神的に余裕があるので、多少のミスでも癇癪を起す人が少ないように思います。

会社にもよるかもしれませんが、夫の帰宅時間も四国に転勤になってからほぼ定時になりました。

 

 

住みたい場所に住める

四国は地方なので基本的に家賃が安いです。

2LDKの家賃相場でいうと四国で一番栄えている場所である高松で6万円前後、松山5万円前後と普通の若手サラリーマンでも十分に出せる金額です。(ただし賃貸物件自体が少ないため選択肢は少ないです。)

東京のように、会社の近くには家賃の関係で住めない、通勤時間が1時間前後かかるのは当たり前という環境ではありません。

会社から5分の場所に住んでいるという人も珍しくありません。

むしろ1時間以上かけて通勤しているというと変人扱いされるレベルです。

ローカル飲食店が安いこともある

チェーン店は全国どこでも値段が同じですが、ローカルなお店は都心より安いことが多いです(逆に殿様商売で商品に釣り合わない強気価格の店もあるので注意)

たまに、安いのにとてもおいしい、田舎だから混んでないという最高のお店に出会えることがあります。

特に香川のうどんは本当に安いし、おいしいお店が多いです。

 

 

飲み会が少ない

高知県は酒飲みが多いとは聞きますが、四国全体では会社関係の飲み会が都心に比べて少ないと思います。

まず、車で移動することがほとんどなので、飲み会をするには何かしらの足を用意しなければならず、ふらっと無計画に飲みに行きにくいことと、

飲み会が開催されたとしてもそもそも居酒屋も夜明けまで営業するようなお店が少なく、日付が変わる前には強制的にお開きになっているように思います。

飲み会も『車で来ているから参加できない』など断る理由をつけやすく、社内接待が苦手な人にはいい環境かと思います。

 

 

四国に住んで驚いたこと

交通マナーの悪さ

筆者は全国的に交通マナーが悪いで有名な土地の出身ですが、そんなものくらべものにならないくらい四国に交通マナーは悪いです。

四国は人口が少ないので、都道府県別死亡事故ランキングの上位にこず、あまり目立ちませんが、人口の割合で考えると4県とも上位に入ってきます。

特に『伊予の早曲がり』と呼ばれる、交差点で青信号になってすぐに直進者よりも先に右折をするローカル交通ルールはたちが悪いです。

(ヤンキーだけがやるわけでもなく、普通におとなしそうなおばさんとかもやります)

個人的には自信過剰であえて危険運転をする人というより、運転するべきではない高齢者や根本的に運転の素質がない人が運転するから事故を起こしている印象。

『四国の人は運転が下手』というわけではなく、公共交通機関がほぼ機能していないため、高齢者でも下手くそでも車の運転をしないと生活ができないという状況のせいだと思います。

また、徒歩で移動する人がほぼいないので、歩行者に注意して運転するという意識がほとんどないです。

横断歩道だから、青信号だからと言ってボケっと歩いていると確認不足の車に突っ込まれそうになったことが何度もあります。特に子供は注意ですね。

都内なら運転に自信がない人は他の交通手段を選ぶという選択肢がありますが、これは社会問題ですね。

あと四国の警察は都内に比べて、ネズミ捕りの頻度が少ないですし、スピード違反や一時停止無視に対する切符を切る基準が甘い気がします。

どうしても法律よりも『警察に捕まるか捕まらないか』が基準になってしまうので、四国は飛ばし屋が多い印象があります。

また、車幅が広い場所が多いからか、人に迷惑をかけにくいからか路駐が多くて驚きます。罪意識が違うのかなと思います。

労働環境の悪さ

時給がびっくりするくらい安い!!

我が家は転勤族ではありますが、夫の給料が特別高いわけでもなく子供もまだいないので、現地で仕事を探したいと考えてました。

都内から引っ越して、まず驚いたのが『時給の低さ』です。

最低賃金は都道府県によって年に1度変わりますが、4県とも常に最低賃金最下位争いをしているような地域です。

2021年10月現在、東京の最低賃金が1,041円に対して、香川が848円、愛媛が821円、高知が820円、徳島が824円です。

大体四国の人は東京の人の時給2割引きで働かしてもいいってことです。

また都心と違って、企業の求人数<<<求人者という傾向が強く、時給で釣って労働者を集めようという企業が少ないです。

転妻として現地で仕事を見つけようと思うとまず非正規社員であることが多いですが、非正規の中でも比較的時給が高い派遣社員や契約社員でも時給相場は1,000円~1,100円

主婦定番のスーパーやコンビニのアルバイトであれば、まず最低賃金~+20円程度で募集がかけられています。

ほかの業種のパート社員なら900円前後が相場です。

非正規での働き方ではフルタイムで働いてもまず年収200万円に届きません。

世間でよく言われる社会保険は自分で加入しないといけないけど、年収は低いという『働き損年収』になります。

フルタイムで働くよりも、少し仕事をセーブして扶養内で働くほうがお得なので、四国の女性は専業主婦か扶養内で働く人が多いように感じます。

給料が安いのに、年間休日の少ない

都内では年間休日が120日前後が当たり前になっていますが、四国で年間休日が120日前後の仕事を探そうと思うと結構大変です。

四国の仕事は年間休日は90日~110日の会社が多いように思います。

基本的に平日出勤、土日祝休みの仕事であっても月に1度土曜日出勤がある、多いとこでは隔週土曜日出勤という会社も珍しくはありません。

やはり企業の求人数<<<求人者の傾向が強いためか、労働環境は改善されにくいです。

月給制の会社なら、年間休日が都心よりかなり少ないのに月給は2割ほど安いってことが多々あります。

職業選択の幅が狭い!

四国は大学が少ないです。東京に大学が143校あるのに対して、四国4県で18校のみ。

大学全入時代と言われていますが、四国に住んでいて大学に進学するというのはまだまだ特別なことです。

大学に進学する人は、都心に下宿して通う人も多いですし、そういう人はたいてい大学卒業後も都心で就職して帰ってきません。

そのため四国の地元求人は高卒を対象としたものがほとんどです。

大卒などの転妻の方が仕事を探すと、職務内容や給料に物足りなさを感じると思います。

また企業自体が少ないのでできる仕事も【製造業(ライン)】【事務職】【接客業】【介護職】【医療関係】がほとんどです。

このほかの実務経験をもっている転妻さんは仕事探しに苦労する可能性があります。

仕事における男女平等はまだまだ!法令順守の仕事がすくない

日本全体的の仕事における男女平等がまだまだ進んでないように思いますが、四国は特に遅れているなと感じました。事務は女の仕事、これは男の仕事と性別で採用するされないがきっちり分けられているように感じます。また女性がするような仕事は本当に給料が安すぎます。

女性は、お茶出しや、男性社員への休憩中のコーヒーだしなど昭和か!?というしょうもない仕事が残っている会社が多かったです。

また、サービス残業などの法令順守意識が低い会社が多く苦労しました(ただでさえ給料安いんだから残業代くらいきっちりつけてほしいところ)

 

 

生活費は安くない

『地方は生活費が安い』というのは残念ながら嘘です。

四国は確かに土地が安いので住居コストを抑えることはできます。

ただし、電気・ガス・水道は都心に比べて全体的に高いですし、割高なプロパンガスしか通ってない地域も多いです。

また、車社会で車を大人は1人1台持つのが当たり前の世界ですので、車両代や車の維持費がかさみます。

日用品や食費も別に安くないですし、お店が少なく価格競争もないので割高であることが多い気がします。

都心に比べて、誘惑が少ないので手元に残るお金が多くなる人もいるみたいですが、そのあたりは結局本人次第。

トータルの生活費を考えると、都会のほうが安くつくことが多いと思います。

少なくとも東京(23区のはずれ)から四国に引っ越した筆者の家庭ではそうです。

転勤で移動する人にはあまり関係ないですが、給料は都会のほうが圧倒的に高いので、お金のことだけを考えるのであればやっぱり都会です。

交通費が高い・不便すぎる

四国は車社会ですので、電車やバスなどの公共交通手段を使うのは運転ができない高齢者か学生ぐらいです。

JR四国など大赤字でどうしようもない状態です。需要がないので、本数も少なく不便で料金も高いです。

町も駅周辺ではなく、大通りを中心に栄えているので車を運転できないと本当に苦労します。

四国は島です。新幹線もいまだ通ってません。

本州に行くには、橋を渡るか飛行機を使うしか手段がありません。

徳島から神戸に車で渡るのに片道5000円はかかります。

飛行機で移動するにも、路線があまりなく直通便で行けるのは東京、沖縄、札幌、福岡、名古屋ぐらいでしょうか(徳島、高知からは東京ぐらいしかありません)

そのほかの土地へ帰省する、旅行に行くとなるとかなり遠回りになります。

国際線も韓国、台湾、上海のような近場は辛うじてありますが、ほかの国に行くには一度関空や成田に移動する必要がでてきます。

 

 

全国チェーン、全国ツアーなぜか四国はない

世の中では全国チェーンだと認識されているものが四国ないことが多いです。

有名なのがサイゼリヤ、コストコ、イケア、成城石井。

つい最近まで驚くことにセブンイレブンもなかったようです。

ウーバーイーツは県庁所在地には進出してきましたが、ほかの地域はありません。

これまで生活で当たり前に使っていたお店やサービスが四国に転勤するとないということが多々あります。

また、流行のお店も1周、2周遅れでやってくることが多く、世の中の流行り廃りに乗り遅れている感じが否めません。

実際に、タピオカミルクティーや高級食パンは都心の人に飽きられた頃に四国にお店が乱立した気がします。

アーティストが『全国ツアー』をするといっても四国には会場が1つもないことが珍しくありません。

なぜか中四国という枠でくくられて、四国民は広島や岡山まで来てねって感じです。

海を渡るのってなかなか大変なんですけどね(笑)

 

 

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