【交通事故体験談⑨】利益追求のために法律までも捻じ曲げる保険会社

交通事故
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 これまでの出来事

直線道路を走っていると道路外のコンビニからでてきた初心者ドライバーにぶつかられた話です。

ようやく根拠資料を送ってきた

過失割合について私の主張『9:1』に対して、保険会社は『過去の判例に基づき8:2』とだけをオウムのように繰り返す。

ならば『今回と同じ状況の判例資料をご提示ください』とお願いしても、

3週間放置され、やっと返事がきたと思ったら、資料の事はスルーし『過去の判例に基づき、うんぬん』とまたオウムになった。

日本語が不自由なのか?と疑うレベルまできましたがしつこく『根拠資料をご提示ください』と言い続けたら、ようやくPDF資料が送られてきました。

送られてきた資料は、『判例タイムズ』の資料です。

ごく一般的な『道路外から道路に進入するために右折する場合』の資料です。

 今回の判例が記載されているのは下記の別冊です。(P278~P280)

一般的に道路外から道路に侵入しようとする車は徐行して道路外に出るとされています。

基本A  20 : B 80
B 頭を出して待機Aに+ 10
B 既右折Aに+ 10
A 15km以上の速度違反Aに+ 10
A 30km以上の速度違反Aに+ 20
A その他著しい過失Aに+ 10
A その他著しい重過失Aに+ 20
幹線道路Bに+ 5
B 徐行なしBに+ 10
B その他の著しい過失Bに+ 10
B その他の著しい重過失Bに+ 20

この判例を基準とするのはこちらも理解していますが、今回の事故の争点は

①加害者側の徐行がなかった

②反対車線に信号待ちの車が連なっており、視界を遮っていたことです。

予想通り、保険会社はこの2点についてはスルーした判例を提示してきたので、こちらも反撃開始です。

保険会社の根拠資料に対してツッコミ

もう一度保険会社に追及します。

・今回の事故は道路外から道路に進入するために右折する場合の判例を基準にすることは理解している。

①相手車両は徐行なしで侵入してきたため衝突したと思っている。実際に双方の車の凹みを確認すれば明らか。

②今回の事故は反対車線に信号待ちの車両が連なっており、視界が遮られていたことが要因。この判例では考慮されていない。

上記の2点についてはどういう判断をしているのかと連絡しました。

利益追求のために法律までもを捻じ曲げる

また返事を放置、下手したらまた3週間ほど待たされるかなと覚悟はしていましたが予想外に1日で返事がきました。

相手方の徐行無し(道路外から著しく加速して飛び出す場合等)を主張することは可能ですが、ドライブレコーダー映像等の客観的資料の提示がないと立証は難しいと思われます。

2点の質問に対して、1つしか返ってこない、都合の悪いこと質問はスルーするという常套手段をまたしても使われました。

箇条書きで番号までつけて丁寧に質問したのにこれです。わざとではないのであれば著しく読解能力が低いとしか思えません。

それにしても、唯一回答がかえってきた相手の徐行無しの件について。

『客観的な資料の提示がないと立証は難しい』というのは理解できます。

確かにドライブレコーダーを付けてなかったのはこちらの痛恨のミスです。

車の凹みをみれば明らかだと客観的資料(写真を貼付済)を提示しているのはまたしてもスルーされてますけどね。

しかしながら『徐行なし(道路外から著しく加速して飛び出す等)』という文章は変ではないですか。

私も一応教習所に通い、試験をパスして免許を交付してもらっている人間です。

教習所ではもちろん『徐行とはなにか』という定義を習っています。

徐行とは
道路交通法第2条第20号において、「車両等が直ちに停止することができるような速度で進行することをいう」と定められています。

具体的な速度は定められていませんが、ブレーキをかけてから車が停止するまでの距離が1m以内、時速の目安としては時速10km以下だと考えらることが一般的なようです。

徐行の定義があいまいなものではありますが、

保険会社がわざわざカッコ書きでつけ加えてまで説明してきた『道路外から著しく加速して飛び出す』というのは徐行をしないという定義から大きく逸脱しているのではないでしょうか。

普通に危険運転じゃないですか?

もし仮に、道路外から著しく加速して飛び出してきたのであれば、徐行義務違反に付け加えて著しい過失、重過失になるでしょう。

『等』という言葉を後ろにつけてごまかしてはいますが、そもそも徐行なしに対してかっこ書きの必要性を感じません。

徐行なし=道路外から著しく加速して飛び出す行為という印象を与える悪意のある文章です。

ちなみに、こんなめちゃくちゃな発言をしているのは、加害者の加入している自動車保険会社(三井住友海上)ではありません。

本来なら味方(!?)につくはずの私が加入している保険会社(SBI損保)です。

保険会社の発言はすべて疑ってかかれ

私は法律家でもなんでもありません。

対して、自動車保険会社は一般人より道路交通法に精通していることは間違いないでしょう。社内には専門の法律家も在籍しているはずです。

しかしながら、保険会社は利益追求のために平気で嘘を情報を言います、保険会社が不利になる判定などは隠してきます。

保険会社が『過去の判例に基づき』というのであれば、この根拠資料を見せてもらいましょう。そして実際の事故との矛盾点を突っ込む。

また、保険会社の主張の根拠の1つ1つを疑ってかかりましょう。

『自動車保険会社は道路交通法に詳しいだろうし、言っていることは正しいだろう。自分にはよく分からないし。』となりがちですが、

平気で自分の都合のいい嘘をつく集団です。幸いにもインターネットが発展してますし、道路交通法であればWEBで確認することができます。

道路交通法 | e-Gov法令検索

また自分が加入している保険会社は必ずしも味方ではありません。

とにかく、自動車保険会社はペテン師集団なのでまずは疑ってかかるのが鉄則でしょう。

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